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RUN FOR YOUR LIFE !!

RUN FOR YOUR LIFE !!

07大雪山忠別湖トライアスロンinひがしかわ

大雪山忠別湖トライアスロンinひがしかわ、に参加してきました。

開催場所は、大雪山/旭岳を望む抜群のロケーション。
スイムは旭岳の雪融け水が流れ込む忠別ダム。
バイクとランは、ダム周辺の道路をそれぞれ3周回。
応援する方には便利なコースです(笑)。
移動しなくても最低3回応援可能!

で、
7/15(日)快晴
午前6:30に会場に出向き選手登録を済ませ、
一旦宿に戻り朝食。
...というお気楽ぶり。
車で10分程度の距離なのでデキるワザだと思いつつ、
ラクチンな状況に満足♪
宿で十分に軽量化タイムを取り、
不測の事態に備えてから、
9時前にゆったりと再度の会場入り。
(スイムチェック締め切り9:30)。

何の緊張感も無くバイクの準備開始。
タイヤに空気を入れながら、
「今日は少し圧力高めにしておこう」
と思い120psi(通常100psi)ほどにすると、
パン!という軽快な音と共にタイヤチューブがパンク(爆)。
慌てて、スペアタイヤに交換して一安心...とはいかず、
このスペアにも微小な穴が空いているようで
(おそらく交換時に傷つけてしまった)、
空気を入れてもまるでムダ。

...人生初のDNS?が頭をよぎりました。

落ち着いてチェックすると小さな穴が二つ並んでいるのを発見。
パンク修理キットでなんとか補修。
教訓:スペアチューブは最低3本必要だ。

で、スイムチェック締め切りまであと10分。
一緒に来てもらっていた なおちゃんに、
「すまん、先に行く」と言い残し、
ウェットスーツを担ぎ、
バイクに乗って、大慌てでスイム会場に潜り込みなんとかセーフ。
(選手駐車場からスイム会場まで1.5kmほど離れている)。

しかし、慌てるとロクな事が無いのはいつものこと。
今度はスイムキャップを なおちゃんに持っててもらっていた事を思い出し大騒動。
結局、ボラの人がなおちゃんのところまで取りに行ってくれて、
無事準備完了。
なおちゃんも手に持っているキャップに気付き、
慌てて走って追いかけてくれたそうです。

ほんと大騒ぎなレース前でした。
教訓:会場へは遅くとも1時間30分前には入りましょう。

スイム。
ここの水は冷たすぎて遊水池で暖めないと米作りには使えないそうです(笑)。
当日の水温は18℃。
スイム前に大騒動していたので、ウォーミングアップは十分(爆)。
が、とりあえず水温がどの程度か気になったので、
足下だけ水につけてみると、
...マジでこれで泳ぐんか?
という状況。
自分のウェットスーツがフルスーツだったのが幸いでした。

2年前のオロロンで同室だった方に偶然お会いして、
近況の報告などをしているうちに、
セレモニーなんかがあって...。

午前10:00スタート。
不幸にもコースロープ際に押し込まれてしまい、
ごちゃごちゃした中で泳ぎ始めるハメに。
けっこう殴られました(笑)。
かなり殴りました(爆)。

なかなか自分のペースがつかめず苦労したものの、
第1ブイを回る頃には、だいぶ周りもバラけはじめ、
余裕をもって泳げるようになってきました。
コースは750mの2周回。
冷たい水も気持ち良く感じられるほど、
身体に浴びる太陽を暑く感じながら、
自分なりに頑張って泳いでスイムフィニッシュ。
それほどコースから外れる事も無く、
タイムは32:51(スイム順位57位/136人)。
まあ、こんなもんでしょう。

余談ですが、
泳ぎながら少し水を飲んだものの、
大雪山の銘水だと思うと心無しか美味しい気がしました。
(後に数匹のキタキツネと遭遇し、エキノコックスにややビビってます)。

教訓:回りの状況を良く確かめて泳ぎましょう。

トランジションエリアまで階段を駆け上がり、
自分のバイクラックへ。
ウェットスーツを脱いで...、
って、左手が抜けない...。
...ウェットスーツの上に時計してたの忘れてたーっ!
あまりの馬鹿みたいなタイムロスに、
すっかり緊張感も無くなり、
寝起きかよ!と言われるぐらい、
のんびり着替えを済ませ、バイクパートに突入。

この間にものすごく追い抜かれたような気がする(笑)。

バイク。
なおちゃんの声援に送られて出発。
いきなり緩やかな上り坂にヤラレ気味...。
気を取り直して脚をまわし始めます。
すぐにトンネルに入り、
それまでの太陽の明るさと対照的な暗さと冷たい空気が身体を包みます。
スイムで体温の上がった身体には気持ちが良い場所ですが、
そのトンネルの内部も緩やかに上ったり下ったり。
けっこう疲れる場所でした。

トンネルを抜け、しばらく行くとダムの堰堤?が見えてきます。
そこから急激な下り坂。
おお、我がゲッコー号でも55km/hをマーク。
喜んでいると、後から来たオッサンに軽くパスされました。
少し凹みながら、
「見事だな。
しかしオッサン、自分の力で勝ったのではないぞ、
その自転車の性能のおかげだという事を忘れるな!」
とランバ・ラル(注:ガンダムの登場人物)風に心の中でつぶやき、
ひたすらスピードを求め漕ぎまくってました。

折り返し点。
楽あれば苦あり。
先ほど風のように駆け抜けた下り坂が、
今度はまるで壁のように立ちはだかります。
なるべく脚をまわしながら、
なんとかやり過ごそうと悪戦苦闘していると、
後ろから招待選手が追い抜いて行きます。
普通、僕らヘナチョコはサドルに座って(いわゆるシッティング)、
なるべくラクに坂を上ろうとするのですが、
驚いた事に彼らはず~っとダンシング(立ち漕ぎ)。
彼我の能力の差を感じる瞬間。
圧倒的なその差に、思わず彼らを応援してしまう自分が...(笑)。

そんなこんなで3周回。
劇坂3回にヘロヘロになりながらバイク終了。
タイムは1:28:59(バイク順位95位/136人)。
後ろから数えた方が早いというのは、
どこかに問題があるような気がする...。

教訓:バイクはまず自分の能力を上げる事が先決(でもバイクの能力の差はいかんともしがたい)。

トランジションエリアに戻り、
バイクラックにゲッコー号を立てかけ、
ランシューに履き替えます。
エリア内には、すでに多くのバイクが戻って来ていて、
自分がずいぶん追い抜かれた事を思い知らされます。

ラン。
まあ、自分のペースで走ればいいや♪
と軽い気持ちで走り始め、
観客の「がんばって~」の応援にも、
笑いながら答える余裕。

思いのほか脚が軽く、前を行く人たちをパスして行く事が出来ました。
ランコースは片道1.5km+αの3周回。
周回チェックは髪留め用のゴム。
前を行く人が何周回めか分かるし、
3周回あるので、どれくらいの差があるかも分かりやすくて良い。

しかも、ランコースの途中に走友のOgamanさんが、
コースチェックのボラで立っていて、
走り抜けるたびに声をかけてくれます。
周回の途中では、ゼッケンから調べてくれたのでしょう、
見ず知らずの方から個人名で応援され、
とても楽しく走れました。
当然、なおちゃんもゴール近くで応援してくれていて、
その姿を見るたびに、疲れているはずなのに、
なぜか力が蘇って来るような気がしました。

給水のボラは、小学生の女の子。
精一杯がんばって水を手渡しています。
3回、水をもらって感謝。

そうこうしているうちに、
輪ゴムが3本。
あとはゴールまでラスト1.5km。
ラストスパートをかけ、
前を行く人たちをパスし続けます。
相も変わらず強烈な日差しが降り注ぎ、
暑くて暑くて脚も疲れたが、
走っていてとても気持ちが良い。
もう少し走ってたいな~、と思いつつ、
ゴール会場へ突入。

ゴール前のボラに、
「輪ゴム3本ありまーす」
「フィニッシュラインへ入ってくださーい」。
あともう少しで、ラストに一人抜けそうだったけど、
あまり意味も無いな、
と思い、そのままフィニッシュ。
ゴールDJの紹介アナウンスとともにゴール。

...さて、なおちゃんに「ありがとう」と言おう、
って、いないし(爆)。

10分ほどウロウロと探してやっと合流。
ホノマラ’04の逆だね、と笑いあい、
これでレース終了。

ランのタイム 44:35(20位/136人)。
トータル 2:46:25(60位/136人)。
...やっぱ問題はバイクだな。

参加者もボランティアも観客も、
一体感のある気持ちの良い大会でした。
東川という街の魅力を全面にアピールし、
地元の人たちが中心になって、
参加する人を盛り上げてやろう、
そんな心意気に溢れた大会でした。

北海道最高峰の旭岳を望む忠別ダム。
旭岳を含む大雪の山々は、
アイヌ語で「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」と呼ばれています。
そんな最高のロケーションで、
全身を使って遊ぶ。
トライアスロンの会場として、どこにも引けを取らないと思います。
この日の朝、湖面から見た大雪の山並みは、
本当にキレイでした。
神様と一緒に一日遊ぶ。
そんな大会だったような気がします。


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